中医学(初夏のお灸) |
雨が続く時期の体調不良は「湿邪」が関わっていると言われています。
「湿」は外から入ってくる「外湿」と体内から生じる「内湿」に分かれ、
いずれも身体にさまざまな不調を引き起こす原因となっています。
湿邪の特徴は、重くて粘り気があり、停滞しやすいこと。
身体のだるさや鈍い痛み、水分の停滞によるむくみ、
胃の不調といった症状が現れますが、
その症状は治りにくく、長引くことが多いのです。
なんとなーくわんちゃんの食欲が無い、
お腹を壊したままゆるい状態がずるずる続いている・・。
そんな子は、身体に湿邪がたまっているのかも・・・?
湿を取り除くのにもっとも有効なのがお灸です。
火で水を乾かすと考えれば解りやすいでしょうか。
暑い時期なのにお灸・・・?と思われるかもしれませんが、
クーラーなどの空調を効かせている現代では、
やはり体は冷えていることが多いのです。
夏本番に向けて、お灸で余分な水分を取り除いちゃいましょう♪
【注意!】
わんちゃんは人間よりも暑さが苦手です。
ご自宅で棒灸などを使う時は、
呼吸が荒くなりすぎていないか注意しながら、
お灸をする時間も冬場よりは短めに調整してください。