サマーカット |
5月半ばから段々と暑くなってきて
ワンちゃんも涼しげな短めのカットにされる方が増えてきます。
「毛が長いとワンちゃんは暑いのでは・・・」
そう思い、夏場はつるっと短めにされている方もいるかと思います。
そこで!夏場にはもってこいのサマーカットについて
注意点とオススメなカットを簡単にですがご紹介します♪
まず、サマーカットの大きな注意点。
それは、チワワやポメラニアンなどの
本来はカットを必要としていない犬種のカットについてです。
プードルやシュナウザーなどといったカットを必要とする犬種は
カットをしない限り毛は伸びていきます。
ですが、上記のカットを必要としない犬種は
カットをしなくても一定の長さからは伸びません。
そういった犬種の子に短めのカットをするとどうなるのか・・・。
よく言われているものは
・毛質が変わってしまう。
・シミの様なものができる
・毛が伸びてこない
この3点が大きな問題としてあります。
どのような状態になってしまうのか・・・。
大きな注意点は3つ!
・毛質が変わってしまう。
・シミの様なものができる
・毛が伸びてこない
毛質が変わってしまうものに関してはカットを必要とする犬種にもいえます。
「毛が前より硬くなった」「毛の癖が強くなった(癖が出てきた)」など。
バリカンを入れるとそうなるのではと思われがちですが
ハサミでカットしても同じです。
シミの様なものができることに関して。
年齢とともに出てくるものもありますが、
バリカンをかけてかなり短い長さのカットをすると
皮膚への刺激となり出てくる場合もあります。
暑いから夏の間だけいつもより短くしようと
地肌が見えてしまうくらいにカットをしてしまうと
かえって日光が直接肌へ当たってしまうのでワンちゃんは暑いです。
プラス紫外線でシミもできてしまう可能性も増えてきます。
毛が伸びてこないことに関して。
これは我々トリマーの中でも一番注意していることでもあります。
稀に、カットを必要としない犬種にサマーカットで
短くカットをした後、毛が伸びてこなくなる場合があります。
カットした夏場は涼しげで可愛くていいのですが
冬場に近づいても毛が伸びてこない・・・。
最終的には治療が必要になる場合もあります。
以上がサマーカットの注意点となりますが
必ず全てのワンちゃんがなるというわけでもありません。
サマーカットでちょっぴりイメージチェンジも
せっかくなら楽しみたいものです!
こういったトラブルを避けるためにも
お店のトリマーさんとのしっかりとした
カウンセリングが大切になってきます。
注意点をお話しましたが
サマーカットの全てがデメリットなわけではありません!
メリットももちろんあります!!
では、「サマーカットについて」
最後にサマーカットのメリットや
夏場のワンちゃんのクールビズにぴったりな
オススメのカットをご紹介します♪
夏場は人もワンちゃんも同じくとっても蒸れやすいです。
ワンちゃんは蒸れると皮膚を悪くしてしまいがちです。
そんな時、サマーカットで短くすることで
皮膚の状態をチェックしやすくなります。
また、こまめなシャンプーも必要となりますが
短くしていることでおうちでのお手入れも楽チンに♪
毛玉ができやすい子はブラシのお手間も軽減されます!
ワンちゃんは涼しい場所を求める時、
【冷たい場所】に【伏せ】をしていることが多いと思います。
そこでぴったりなのが、【お腹の毛を短くカットしてあげる】ことが
一番のクールビズになります。
「夏で暑そうだからどうにかしてあげたいけどサマーカットはしたくない」
とお考えの方もいるかと思います。
ぜひともこのカットをお試し下さい♪
ワンちゃんもきっと過ごしやすくなると思います。
他にも犬種や生活リズムによって夏を乗り越えるのに
ぴったりなカットはたくさんあります。
愛犬のためにも遠慮なく!(笑)
しっかりトリマーさんと話し合って相談して
愛犬にあったサマーカットを楽しみましょう♪