肥満 |
◆◆◆第1回◆◆◆
近年、肥満のワンちゃんが増えています。
今回からのシリーズを通して、肥満について考えていきましょう。
肥満に気が付いたら、太らないように気を付ける事ができます。
しかし、気が付いたら、おデブちゃんになっていた、こんな経験はないですか?
なぜ肥満犬になってしまうワンちゃんが多いのでしょうか?
答えは簡単です。
体重の増加は、長い期間をかけて徐々に進んでいきます。
なぜなら、ワンちゃんは、
毛に覆われていて身体のラインが分かりづらい!!
だから、気付きづらいんです!!
毎日接していると小さな積み重ねには目が行きづらいもの。
だから、気付いたら、おデブになっていた( ̄O ̄)
…なんてことになってしまうわけです(汗)
あなたの愛犬が、おデブにならないために、できる事が3つあります。
1.スキンシップ
ワンちゃんとのスキンシップを通して、身体の変化を感じるようにしましょう。
2.定期的に体重を量る
大体この位の体重なんだと、知っておく事が大切です。
3.第三者に見せる。
定期的に病院やトリミングに連れていくと、
獣医やトリマーが小さな変化に気付くので、ひとつの対処法になります。
太ってしまってからでは一苦労なのがダイエット。
そうなる前に、早めの対策を心がけましょう。
次回は、あなたのおうちの子を実際に観察する方法をお教えしますね!
◆◆◆第2回◆◆◆
さて、今回は具体的に、
おうちの子のボディチェックを一緒にしていきましょう。
次にあげる項目が、ワンちゃんの肥満体型と言われています。
1.厚い皮下脂肪
2.根元が厚くなったシッポ
3.分かりづらい腰のくびれ・お腹のたるみ
4.広く平らになった背中
いかがでしたでしょうか?
1つでも当てはまる項目があるなら、要注意です!!
次回は肥満を招く要因について、探っていきましょう!!
◆◆◆第3回◆◆◆
肥満を引き起こす要因には、どんなものがあるのでしょうか。
ワンちゃんの肥満の大半は、ライフスタイルが原因です。
1.食べ過ぎ。
・ご飯・おやつの食べ過ぎ。・人間の食べ物をもらっている。
いま食べている量が適正量なのかチェックしてみましょう。
食生活を把握することが生活改善の第一歩になります!!
2.運動不足/室内飼い
・お散歩をあまりしない。・お散歩がキライ。
活動性の低い生活スタイルでは肥満になりやすい傾向があるようです。
運動を生活習慣にするのが、本当は理想なのですが、
難しい場合は運動量に合ったご飯の量を考えることも大切です。
3.多頭飼い。
多頭飼いをしていると、ご飯を別の子から横取りしたり、
盗られまいと早食いしてしまい、食べ過ぎてしまう事があるようです。
そういった場合では、ご飯を与えるタイミングをずらしてみたり、
食事時間を引き延ばす等、工夫してみましょう。
4.避妊・去勢後
避妊・去勢の手術後も同じ食事を続けた場合、
肥満になりやすい事が分かっています。
手術後は、今までのご飯の量の1~2割減を目安にすると良いでしょう。
5.ご飯の種類。
年齢や身体の状態に合わせて適切なご飯を選びましょう。
高齢になってくると基礎代謝が落ちてきますので、
今まで通りの食生活では太ってしまうことがあります。
また、同じご飯を食べていても痩せている子から太りやすい子まで、
個人差がかなり影響します。
ご飯の袋に書いてある規定量はあくまで目安ですので、
その子に合った量に調節しましょう。
何か、ピンときましたか??
もしあれば、まずはそこから少しずつ、改善していきましょう!!
次回は、【肥満が引き起こす病気】
についてお話ししようと思います。
◆◆◆第4回◆◆◆
さて、始めよう!!
まりもの【ダイエット・プログラム】
詳細は…最後で!!
肥満は万病の元といいますが、
どんな病気が関わってくるのか、見ていきましょう。
1.糖尿病
肥満であることが、糖尿病を引き起こす引き金となる可能性があります。
2.関節のトラブル
体重増加に伴い、足腰にかかる負担も増えてしまいます。
関節への負担が大きくなると、関節炎になったり
靭帯が切れてしまう事があります。
3.心疾患
内臓脂肪が心臓を圧迫したり、高血圧を引き起こしたりすると、
心臓に負担がかかりやすくなります。
4.熱中症
熱が身体にこもりやすくなるため、
熱中症にかかりやすくなると考えられています。
たかが肥満、されど肥満。
ワンちゃんの肥満や、それに関わる病気は近年増えてきています。
元気な身体で長生きしてもらうために、
日々のちょっとした気遣い・工夫を心がけましょう!!
【P.S.】
まりもでは、愛犬のボディ・チェックからご飯のアドバイスまで、
獣医師がカウンセリングを行っています。
また、ダイエットの成果を見てわかりやすいように、
オリジナルの成果表もお渡ししています!!
おうちの子について何かご相談があれば、
いつでも、まりもへ立ち寄ってくださいね!!
最後まで読んでくださってありがとうございます!!